「ブラジルで給与や所得がなければ、個人所得税の確定申告は必要ない」と考えている方も少なくありません。しかし、必ずしもそうとは限りません。
2025年中にブラジルの税務上の居住者となった方は、ブラジル国内で所得がなかった場合でも、ご自身の状況を十分に確認する必要があります。
特に注意が必要なのは、ブラジルへ移住した外国人の方、海外からブラジルへ帰国したブラジル人の方、その他税務上ブラジル居住者と判定された方です。
税務上の居住者かどうかは、ブラジルでの所得だけでは決まりません
ブラジルで所得があるかどうかだけで、税務上の居住者に該当するかどうかが決まるわけではありません。
滞在期間や、永住を前提としたビザの取得などによって、税務上の居住者とみなされる場合があります。
そして、一度ブラジルの税務上の居住者になると、ブラジル国内だけでなく、海外資産、海外投資、海外所得についても申告対象となる可能性があります。
そのため、2025年の最後の数か月、あるいは年末直前にブラジルの税務上の居住者となった場合でも注意が必要です。
ブラジルで所得がなくても申告が必要?
ブラジルで所得がなかったからといって、必ずしも申告義務がないとは限りません。
新たにブラジルの税務上の居住者となった方の中には、「ブラジルで給与を受け取っていない」「ブラジルで課税所得がなかった」という理由から、申告は必要ないと考えてしまうケースがあります。
しかし、税務上の居住者となった時期や個々の状況について確認することが重要です。
必要な申告を行わなかった場合、罰金やCPFに関する問題につながる可能性があります。また、将来的にビザ手続きや銀行手続きなどで問題となる場合もあるため、早めの確認が重要です。
具体例
例えば、ある外国人の方がブラジルへ永住する目的で、2025年12月25日に入国したとします。
12月25日から12月31日までの間にブラジルでまったく所得がなかったとしても、個人所得税申告の対象となる可能性があります。
さらに、2025年12月31日にブラジルへ入国した場合であっても、状況によっては申告義務が発生する可能性があります。
つまり、「ブラジルで所得がなかった=申告不要」とは限らないという点に注意が必要です。
2025年にブラジルの税務上の居住者になった方は、早めの確認を
2025年中にブラジルの税務上の居住者となった方は、申告期限直前になって慌てることがないよう、早めにご自身の状況を確認することが大切です。
いつからブラジルの税務上の居住者となったのか、また、申告対象となる可能性のある資産、投資、所得があるかどうかを確認しましょう。
申告義務の有無は、それぞれの状況に応じて確認する必要があります。
ブラジルの税務上の居住者判定や個人所得税申告(IRPF)についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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