Month: March 2026

2026年「最終受益者(UBO)」新ルール:ブラジル進出企業の準備は万全ですか?

2025年に公布された規範命令第2,290号により、2026年からブラジルにおける「最終受益者(Beneficiário Final)」の特定ルールが大幅に変更されます。この改正は、透明性の向上とマネーロンダリング対策の強化を目的としています。 新フォーム「e-BEF」の導入と申告義務 最大のポイントは、CNPJシステムと直接連携する新しいデジタルフォーム**「e-BEF」の導入です。特に注意すべき点は、これまで認められていた「最終受益者が存在しない」という申告が今後は不可能になる**ことです。ルールに従い、実質的に支配権を持つ個人を必ず特定・申告しなければなりません。 対象となる組織 ブラジル国内の民間企業、商業会社、協会、財団に加え、今回から投資ファンド(複数階層の複雑な構造を含む)も対象となります。外国投資ファンドも原則として義務を負いますが、透明性が極めて高い構造については例外が設けられています。 期限とリスク 2026年以降、申告は発生から30日以内に行う必要があり、さらに年次義務へと変更されます。対応を怠った場合、以下のリスクが生じます: CNPJの停止。 業務の制限。 法的な罰則。 ORGATECは、外国企業向けの会計・税務サポートを専門としています。新ルールへの早期対応とコンプライアンス維持のために、ぜひ当社の専門知識をご活用ください。
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2026年ブラジル所得税申告の新ルール:知っておくべきポイント

2026年のブラジル個人所得税の申告時期が近づいており、今年は重要な変更点があります。 申告受付期間は 2026年3月23日から5月29日まで です。申告ソフトは 3月20日から利用可能 ですが、提出は3月23日からとなります。 申告が必要な方 2025年において、以下に該当する場合は申告が必要です: 課税所得が 35,584レアル超 農業収入が 177,920レアル超 非課税所得または源泉課税所得が 200,000レアル超 株式取引が 40,000レアル超、または課税対象の利益がある 2025年末時点で 80万レアル超の資産を保有 年の途中でブラジルの居住者となった 原則として、月収が最低賃金の2倍以下の方は申告不要ですが、他の条件に該当する場合は申告義務が発生します。 主な変更点 事前入力(プレプリフィル)申告が強化され、申告開始時から以下の情報が反映されます: eSocial(家政婦などの雇用情報) 投資収益などの情報 DARFによる納税情報 Receita Saúdeの医療費データ(3,000万件以上) これにより入力ミスや税務調査リスクが軽減されますが、最終確認は納税者の責任です。 また、2025年に申告していなかった還付対象者に対し、自動還付制度が導入されます。 税務当局が 6月15日以降に申告書を自動作成し、7月15日以降に還付を行います。 約 400万人 が対象となる見込みです。 申告方法 申告方法は以下の通りです: パソコン用ソフト(PGD) 「Meu Imposto de Renda」オンライン/アプリ オンライン利用にはGOV.BR(シルバーまたはゴールド)が必要です。 罰則と注意点 期限を過ぎると最低 165.74レアルの罰金 が発生し、最大で税額の 20% に達する可能性があります。 また、CPFが保留状態になる可能性があります。 還付 還付は以下の日程で4回に分けて支払われます: 5月29日 6月30日 7月31日 8月31日 約 80%の納税者が6月末までに還付を受ける見込みです。 [...]
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所得税申告における「収入証明書(Informe de Rendimentos)」の重要性

ブラジルの個人所得税(IRPF)の申告期間が近づいています。申告ミスや税務当局の審査対象(マリャ・フィナ)になることを防ぐために、最も重要な書類が**収入証明書(Informe de Rendimentos)**です。 収入証明書(Informe de Rendimentos)とは? これは、前年1年間に受け取ったすべての収入を証明する公式な書類です。申告の基礎となるもので、以下の機関から発行されます: 勤務先の企業 銀行や金融機関 投資証券会社 社会保障機関(INSS)や医療保険会社 この書類には、給与、源泉徴収票、投資収益、社会保障への拠出金などの重要な情報が記載されています。 なぜそれほど重要なのでしょうか? 税務当局(Receita Federal)は、支払元からこれらの情報を直接受け取っています。そのため、収入証明書と異なる金額を申告すると、システムが自動的に不一致を検出し、罰金や税務調査、還付金の遅れにつながる可能性があります。 申告開始時のポイント: 早めの準備: すべての証明書を事前に揃えておくことで、落ち着いて作成でき、内容に誤りがあれば修正を依頼することも可能です。 公式書類を使用する: 給与明細や銀行の取引明細だけで申告せず、必ず公式な「収入証明書」を基準にしてください。 専門家への相談: 書類の整理や安全な申告手続きが必要な場合は、ぜひ当事務所にご相談ください。リスクを避け、正確に申告しましょう。
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